Tおやじの日記帳~TakaWata’s diary~

主にPTA広報紙、その他の話題を書いてます!

あるPTA会長のアクシデント 第6話

緊張状態のままPTA総会へ

何も解決出来ないまま

4月下旬、いよいよPTA総会を迎える。本来なら1年間の任務から解放されて落ち着くはずだったが、例の事件発生後は毎日が辛かった。

 

ハッキリ言って何も解決していないのである。2度の嫌がらせがあり、犯人もわからない。保護者の間でも噂になっているだろう。

 

前日に気になる話があった

実は総会前日に、私と次期会長と校長で総会の打ち合わせをした。当日は予定通り総会を進め、終了後にまずは校長から事情説明をする。

 

その後私が保護者代表として、被害者の親の沈痛な胸の内を話し、再発防止を訴える。このように決めた。

 

次期会長も「最後の最後で大変だね」と言う。確かにそうだ。今日は本来なら有終の美?で次期会長にバトンを渡す日だった。

 

しかし起きてしまったことは仕方がない。会長として(総会が終われば前会長だが、私の任期中に起きたことなので私の最後の仕事)責任を果たさなければ。

 

打ち合わせが終わり、駐車場へ次期会長と話をしながら行くと、PTAバレーボールの練習に来た保護者に会った。2人いる。

 

衝撃の発言

犯人を知っている?

「いろいろあって大変だねー」と言ってくれた。やはりみんな知っている。あの事件以来、役員以外の保護者に会うのは初めてだった。

 

「いやー大変だよ。何にも解決出来ていないから」と言った。次期会長が「なんか情報とかない?」と聞くと、「だいたいわかるけどね」と言った。

 

「え?知ってるの?」驚いた。犯人を知っている?「やるのはアイツしかいないと思う」「だよね」何と!衝撃の言葉!

 

知っていても教えられない

私と次期会長は当然聞く。「誰なの?」しかし「それだけは言えない。アイツだとしても、そうではなくてもそれだけは言えない」

 

おそらくこの保護者の小学校区の生徒だろう。話す口ぶりから、昔から良く知る生徒だと思った。

 

言えない、は当然だろう。たとえ犯人だったとしても違っていても、この保護者は私たちが出した結論、被害者も加害者もまだ中学生ということを良くわかっている。

 

気にはなるが、それ以上聞くのをやめた。

 

この保護者は普段からとても人間的に素晴らしい人だ。いたずらに変な噂を流したり、噂を信じる人ではない。私と次期会長だからこそ話してくれたのだろう。

 

噂が噂を呼んでいないだろうか

ということは、犯人の小学校区の保護者の間で噂になっていることが予想される。この保護者のように余計なことは話さない人ならいいが、そうではない人も当然いる。

 

加害者は確かに悪いことをしている。しかし今やめさせなければ、今後どんな風に育っていくか。バレなかったからとさらにエスカレートしていくことは怖い。

 

今度は被害者自身に危害を加えることも無きにしも非ずである。これはマズい。

 

明日の総会後の話を練り直さなければならなくなった。

 

続く