Tおやじの日記帳~TakaWata’s diary~

主にPTA広報紙、その他の話題を書いてます!

あるPTA会長のアクシデント 第4話

気まずい空気の中

校長が提案

「◯◯さんのお気持ちはよくわかります。ただすぐに警察に相談するよりは、一度お子さんとゆっくり話し合ってみませんか?お子さんの気持ちが一番大切ですよ」

 

確かにそうだ。もし警察が学校に来たら子どもはどんな気持ちになるだろう。大騒ぎの中心人物になってしまうことに耐えられるだろうか。

 

先日の電話のことを思い出した。この親はあまりの怒りに子どものことを置き去りにしているように思えた。警察に相談すると言っているが、このことはおそらく子どもには話していない。

 

子どもは一番難しい時期

ただでさえ、中学生になると子育てが難しい。最近まで親と一緒に遊びに行ったり、買い物などを楽しんでいたはずなのに、急に大人びてくる。子ども扱いされるのが嫌になる。

 

親子の会話も減る。そんな思春期の子どもに起こった今回の件。非常に難しいことだ。

 

そして、親はあくまでも警察に相談すると言う。しかし私も、それよりも子どもとじっくり話し合うことが重要だと感じた。

 

私からも話し合うことの大切さを話した

私が「◯◯さん、校長先生の言う通り、子どもと話し合った方がいい。大ごとになって、一番傷つくのは子どもかもしれない。今子どもとじっくり話し合うのは難しいかもしれないけど、まずは一度話し合ってみたら?」と言った。

 

親は少し考え込んだ。そして「わかりました。話し合ってみます」と言った。私が話すと冷静になってくれる。この大変な時に私には心を開いてくれている。そんな気がした。

 

駐車場で

この日はこれで話し合いは終わった。そして駐車場で二人で話した。学校は何もしてくれない、何でこんなにのらりくらりやっているのかと不満を漏らした。

 

対応が遅いと感じるのだろう。私も同じ立場なら、同じことを考えると思う。しかし地方の小さな学校。すでに噂は広まっている。冷静に考えなければならない。

 

何かいい方法はないか?

次期会長に相談した

私の会長の任期も間もなく終わる。あと2週間ほどだ。息子が先月卒業し、娘は小学6年生。1年間は中学校と関係がなくなる。しかしこの問題が発生した以上、しばらくは協力することにした。

 

私の後任の会長はすでに決まっている。現在副会長を務めている人だ。この方とても人望が厚く、地域の団体でも活躍している尊敬出来る人だ。

 

この人に今回の件を話した。何か解決策を見つけられればと思ったが、やはり難しい。私と校長と同じ考えだ。騒ぎが大きくなればなるほど可哀想なのは子どもということだ。

 

「うーん、被害に遭ったのは確かに気の毒だけど、それだけでは警察は来ないよね。気持ちはわかるけど少し冷静にならないと」と言う。

 

話を整理してみる。犯人は全くわからない。帽子と靴の第1発見者は男子生徒。帽子と靴は男子トイレで見つかっている。

 

目撃情報もない。学校でアンケートを実施しているが、何の成果もない。

 

とにかく情報が何もない。お手上げだ。しかし副会長との話で、やり方が陰険なことから、可能性があるのは女子?いや、わからない。

 

被害者の生徒は、少々気が強いらしい。それが災いして恨みを持たれた可能性もある。

 

決して人ごとではない

今の時代は中学生でもスマホを使ってSNSで連絡を取り合ったりする。そして彼らはまだ子ども。ついうっかりと人の悪口などを書き込んでしまっていじめの原因となることが多いようだ。

 

書いた本人は悪口のつもりはなくても、受け取り方が悪いと悪口となる。直接話せばすぐに誤解がとけることが、文章だとうまく伝わらない。これは怖い。

 

自分の子どもも巻き込まれそうな話だ。これは決して人ごとではない。

 

世間のニュースでも同じこと?

世間ではいじめのニュースが多い。いつも思うのは、学校の対応が遅い。対応が早ければ大事には至らなかったのでは?と思う。

 

しかし身近なところで問題が起きると話は別だ。何も方法が浮かばない。子どものために何か良い案はないか?いろいろ考えているうちに時間ばかり過ぎていく。

 

PTA会長を務めても、自分は無力だと感じてしまう。しかし動かなければ何も始まらない。

 

また問題が起きた

校長からの電話

3、4日が過ぎた。校長から電話があった。何と今度は同じ子のノートがまたもカッターで切り裂かれ、誹謗中傷の言葉が書かれていたと言うのだ。

 

これはマズイ。被害者の親の怒りに火に油を注ぐようなことだ。

 

続く。